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津軽三味線の「たて」とは?【おばさんの掛け声の正解が知りたくて】

津軽三味線の「たて」とは?【おばさんの掛け声の正解が知りたくて】 津軽三味線の巻

おはこんばんちは。
泳ぎは平泳ぎが得意なばいろんです。

津軽三味線の「たて」とは何かご存じですか?

演奏の最初や途中などに合図として出される「ハッ!」というような掛け声こと。もしくはその掛け声の合図を出すリーダーのことを「立て」と呼びます。そんな「たて」について記事にしてみました。

津軽三味線の「たて」とは?

津軽三味線(他の三味線でも同じ)では、複数で演奏するときに「指揮者」というものがいない。そのため、演奏の始まりや途中で合図を送る必要がある。

この合図としての「ハッ!」という掛け声のことを「立て(たて)」と呼ぶ。またはその掛け声を出す奏者のことを「たて」と呼ぶ場合もある。

「たて」をするのは言わばコンサートマスター

この「たて」を行うのはたいていその集団のリーダーである場合がほとんどである。オーケストラで言えば指揮者の代わりであり、いわばコンサートマスタ―なのである。

コンサートマスターとはオーケストラでの奏者のリーダーのことで、通常は第一バイオリンの首席奏者のことを指す。

ばいろん
ばいろん

要するにその団体で一番バイオリンが上手な人のことね。吹奏楽ではファーストクラリネットの一番上手な人が担うことが多いよ~。

このリーダーの合図(掛け声)によって津軽三味線の演奏がスタートする。演奏途中でも「たて」を入れるタイミングが多数現れることが多い。

また合奏でたてを行うリーダー奏者のことを「立三味線(たてじゃみせん)」と呼ぶこともある。

1人で演奏するときにも「たて」は行われる

「たて」を合図に演奏が始まると書いたが、一人で演奏する場合でも「たて」を入れて演奏する場合がある。理由はたぶんカッコいいから?!曲が締まるからなど。

また歌い手さんがいる場合は歌の始まりや、その他の奏者(太鼓や笛など)へのタイミングを示すためにも「たて」は重要な役割を果たしている

曲中での「たて」の役割

演奏の始めに行われるたて以外にも曲中にもたてが必要な場面がある。手の回数が決まっていない部分での合図に使われる。

ばいろん
ばいろん

たとえば六段の最後のかましの回数を決めずに、その時の盛り上がりやリーダーの匙加減で「たて」を待ってから、曲の締めに向かうという場合なんかがそれね。

師匠
師匠

他にも曲によっては盛り上がる部分や、最後の締めの前にたてが入ることが多いのであ~る。

にゃんこ先生
にゃんこ先生

たてが入ると曲が締まるしカッコいいにゃりね!

「たて」の種類

たては決まった言い方があるわけではなさそうである。一番よく聞くのは「ハッ!」その次は「ハイ!」である。

その他「ヤッ!」「ソリャ!」「ウオリャ!」などもある。

ばいろん
ばいろん

なんか文字にすると笑えるな~。あと立ての情報はネットにほぼなくてよくわからんけど、もっと種類あると思う。みんなも探してみてね☆

ヤギ助
ヤギ助

でた~得意の丸投げ!!

たては難しい?!

実はたては意外と難しい。思ったよりタイミングをとるのが大変なのである。曲中のものは特に!

短い合図で曲を始めるのは難しい

「ハッ!」のたった一音だけで曲の始まりの合図となるわけで、吹奏楽やオーケストラ出身者からしたら、そんな前振り1拍でうまく入れるかよ!(怒)となる。(前振りとは指揮者が曲に入る前に空振りをしてテンポ感を奏者に示すこと)

バンドでも「ワン、ツー、ワンツースリーフォー!」で曲が始まったり、ドラムがスティックで1小節くらいはリズムを叩いてテンポの確認が行われるわけで。

ばいろん
ばいろん

まさかの「ハッ!」1音のみで演奏を始めるとは!!漢らしいと言わざるを得ない。

ただ上手なバンドやオーケストラほど前振りは短くコンパクトになっていくものなので、「ハッ!」の1音のみで演奏を始めるのも慣れれば出来るようになる。

曲中のたてを聞いてうまく入るのが難しい

自分の演奏にだけ集中していると「たて」がうまく聞き取れなかったり、聞こえてもそのあとのタイミングを計り間違えたりなどしてうまく合わせることができない場合がある。

また「たて」を言う人が変わると途端に難しく感じる場合もある。たてにも入りやすいたてと、タイミングが少し遅かったり早かったりして入りにくいたてとがあるのだ。

ばいろん
ばいろん

人のたてを待っていると自分が入りたいタイミングと違ったりするし、自分の手だけに集中していると合わせられないので、初心者さんにはなかなか難しいことが多い。

自分でたてをするのはさらに難しい

簡単そうに見えて結構自分で言ってみるとうまくタイミングがつかめないものである。

たとえば練習時の音合わせなどで自分一人でも「ハッ!」とたてを入れて練習してみるといいかもしれない。

ばいろん
ばいろん

タイミングも難しいし声量も必要だし、そもそも演奏しながら声を出すのがわりと難しいのよ。初心者だと演奏しながらしゃべるのが難しいのと同じ。

カッコいい「たて」考察

ここからは完全に個人の趣味になるが、カッコいいたてとは??

やはり声量と声のトーンが重要であろう。子どもなら高い声でも可愛らしいが、大人の場合はやはり男性の低めの声で声量があるものが望ましい。

また「ハッ!」の言い方ひとつとっても、勢いや伸ばしかた、「ハイ!」の場合でも「ハ」と「イ」の音の高さ・伸ばしかたなど突き詰めると色々な変化を出せることが分かる。

ばいろん
ばいろん

個人的には男性の「うおりゃ!!」のような、何とも文字にしにくい独特の掛け声が好き。

おばさんのたての正解が分からない

おばさんに限らず、女性の場合のたてのカッコいいやり方をどなたか教えていただきたい。女性の場合、声のキーが男性に比べたら高いわけで。さらに緊張などもあって余計に普段よりは上ずったような声になりがち。

ばいろん
ばいろん

高い声の「ハイ~!」を聞くと、どうしてもおばさん感が出ちゃう気がするんですよ。そんなことありませんか?そうですか。

ヤギ助
ヤギ助

おばさん感出たっていいじゃんか!おばさんなんだから!!

ばいろん
ばいろん

いやまぁそう言われたら、そうなんだけども。

ちょっと低めの声で「ハッ!」のほうの掛け声にしたほうがカッコいいのか、やはり言いやすい「ハイ!」で行けばいいのか悩む。(といってもたてを人前でする機会は別にないわけだが)

ばいろん
ばいろん

そして地声がわりと低いので大好きな低めの「うおりゃ!」とかも出そうと思えば出せなくもない。

ヤギ助
ヤギ助

逆におばさんでそのたて怖くないか・・・?!

ぺんぺん
ぺんぺん

自分の思ったようにやればいいと思うよ。なんでも自由だ!津軽三味線は!!

まとめ

普段何気なく聞いている津軽三味線の演奏も、「たて」に注目して聞いてみるとまた違った感想が生まれてくるかもしれない。

お気に入りの津軽三味線奏者さんのたての感じや、カッコいいたてを探しながら、日々また練習に励みたいと思うばいろんなのであった。

ばいろん
ばいろん

To be continued…

ヤギ助
ヤギ助

いやこれどういう終わり方?!全然まとめてないし!

ばいろん
ばいろん

ハッ!じゃ、お母さんもう寝るからね。

ヤギ助
ヤギ助

たてはハッ!で行くことにしたんか?!おやすみ。

 

コメント

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