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津軽三味線の糸巻きの回しかた【もうガラッと糸巻きを落とさない!】

津軽三味線の巻

おはこんばんちは。
バイオハザードのゾンビが怖すぎてなかなか慣れないばいろんです。人生初のバイオハザードなもんで耐性がない。

三味線の糸巻きって穴に木の棒が差し込んであるだけなんですよね。シンプルな作りだけあって扱うにも少しコツがいります。上手に糸巻きを回してカッコよく調弦できるようになろう。

津軽三味線の糸巻きとは?

糸巻きとは三味線の上のほうについている、糸を巻いてある3本の棒のこと。だいたい黒い黒檀(コクタン)という木で出来ている。最近のオシャンティーな人の三味線ではアクリルで出来た透明な糸巻きを使っている人も多い。白は象牙か象牙調のもの。

ヤギ助
ヤギ助

オシャンティーって何よ?!

ばいろん
ばいろん

私のようなオシャレな人のことを言うのだよ。糸巻きは真っ黒だがな。

糸巻きの形

基本は六角形。おしゃれな装飾が施されていたり、桜の形や星のような形のものもある。六角形なのは回しやすい形だから(手がすべらないように)。

素材による違いはあるの?

音に違いはあまりないと思われるが、詳細は不明。きちんと機械で違いを測定した人はまだいないのではないだろうか。

糸巻きがハマっているほうは金属なので、糸巻き自体の素材は木のほうが良い。柔らかさがあるので糸巻きが抜けにくくきちんと止まるという利点がある

先まですべてアクリルや、象牙の場合は硬すぎて金属部分にはめにくく、ガラッと糸巻きが外れるリスクが黒檀よりは高まる(調節しだい)。

ばいろん
ばいろん

以上のことから、もしアクリルにするなら先が黒檀になっているもののほうがおすすめ。

ぺんぺん
ぺんぺん

自分の糸巻きをよーく見てみるとわかるけど、木が穴にめり込んで?いって止まっているだけだから、硬い素材だと止まりにくいだろうなぁというのは容易に想像できるよね。

ただ象牙などの素材でもきちんと調整がされていれば、問題なく止まる。メンテナンスにお金をかけられる人はどちらでも良い。初心者は黒檀で良いと思われる。

アクリルや象牙のほうが素材自体の硬さ・強さがあるので耐久性はすぐれていると言える。

糸巻きの回しかた

糸巻きは穴にハマっているだけという構造がわかった。

なので回しかたは簡単。奥に押し込むように回せばいいだけなのである。

超初心者さんの場合

調弦を構えたまましないと思うので、三味線と向かい合い、一の糸なら糸巻きを右手で左側に押し込みながら回す。

ただなんとなく回すとガラッと糸巻きが外れてしまうので、押し込むように回すのがコツ。ただし無理な力を加えると糸巻きが折れるので注意!

ばいろん
ばいろん

穴に向かうベクトル方向に力を入れること。斜めに力を入れるとボキッと折れちゃうよ。

構えたまま調弦する場合

下側にある糸巻(基本的には一の糸と三の糸)は左手の親指を糸蔵(糸巻きがある内側の部分)の木枠に引っ掛けて、糸巻きを上方向へ押し込みながら回す。

ばいろん
ばいろん

だだこれ難しいのよね、特に力がない人の場合は。ばいろんは親指を引っ掛けると糸巻きをまわしにくい(糸巻きが硬いせいもあるが)ので、指をひっかけずに回している。押し込む方向(上方向)への力は入れたまま少しづつ回すのがコツ。

ぺんぺん
ぺんぺん

親指がないだけで、力が入れにくくなるから回しにくくなるんだよね。特に一の糸は力がいるからね。

上側にある糸巻(通常は二の糸)は左手の小指を糸蔵の木枠に引っ掛けて、下方向に糸巻きを押し込みながら回す

ばいろん
ばいろん

小指は引っ掛けてても、回せるのでこれは出来る。ただばいろんの二の糸の糸巻きはめっちゃ滑りやすくてすぐ緩まる(ダメな子)。

師匠
師匠

糸巻きがちょっと緩いのは中古三味線の宿命であ~る。(要するに糸巻きも消耗品)

以下追加↓

糸を巻き上げるときは親指を引っ掛けながら回すのが力がなくて難しい場合、押し込むときは親指は引っ掛けずに回し、合わせたい音よりも高めに余分に回しておく。

その後、親指を引っ掛けて糸を巻き戻し、目的の音まで下げると糸巻きがキチンと押し込まれつつ、調弦が完成する。

構えたまま糸巻きを回す場合、糸巻きを巻き上げる方向よりも、巻き戻す方向のほうが力がいらないのでその時に親指を引っ掛けて糸巻きを奥へ押し込むように回すと良い。調弦も高めから戻す方が音が下がりにくくて良いので一石二鳥‼️

糸巻きがガラッと緩まってしまう原因

押し込む方向に力が入れられていない
巻いてある糸が端に行き過ぎて糸蔵の木枠に当たってしまっている
糸が木枠に当たっていると糸巻きが奥まで入っていく力を邪魔するので、糸は糸蔵の端からは数ミリ離しておくこと。
糸巻きの先を手で触ったりしてすべりやすくなってしまっている(油分など)
そもそも壊れている・消耗して痛んできている
糸巻きの位置が間違っている
初心者時代はただ回しかたが下手くそなだけ!という場合が圧倒的に多い。糸巻きの位置が間違っている可能性というのは、なんと糸巻きは、はめる場所が決まっているのだ!
ばいろん
ばいろん

それについては次回の記事にて。

逆に糸巻きが硬くて回らなくなった場合

木が湿気を吸って膨張している可能性がある。

ゴムなどすべり止めを使って回す・冷やして木の膨張をとってから回すなどすると回るようになる。

どうしても取れない場合は、細いほうからその部分にあて木をして(はずせる糸巻きを利用するなどして)軽くトンカチなどで叩いて外すことも可能(自己責任で)。

まとめ

糸巻きのすべてがおわかりいただけただろうか?

ばいろん
ばいろん

「若者のすべて」めっちゃみてたよね~Tomorrow never knowsだよね~。萩原聖人だよね~。

ヤギ助
ヤギ助

どうした?!懐かしさの沼に迷い込んだか。糸巻きのすべてからの連想力が半端ない!!

糸巻きは繊細な部分なので、押し込みながら回しつつも、優しく丁寧に扱ってあげよう。

ばいろん
ばいろん

構えながらの調弦は慣れなので、慣れればカッコよく出来るようになるはず!練習あるのみ。

師匠
師匠

押し込みながら回すコツも慣れなので、最初は難しく感じるが、そのうち出来るようになるのであ~る。

ばいろん
ばいろん

じゃ、お母さんもう寝るからね~。あ、でも寝る前にゾンビもう少し倒そうかな。

ヤギ助
ヤギ助

バイオハザードやってないで、はよ寝なさい!

木製の「枡」から作られたコンパクト三味線。Tokyoの文字と市松模様が入った東京おみやげ認定モデルです。

木製の「枡」から作られたコンパクト三味線。Tokyoの文字と市松模様が入った東京おみやげ認定モデルです。

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