おはこんばんちは。
ヨーグルトよりゼリー派のばいろんです。
津軽三味線の撥(ばち)の持ち方って独特ですよね。慣れるまではしっくりこない持ち方ですが慣れればどこも痛くなく持てるようになります。手を痛めないように持ち方を要チェック!
撥の持ち方
まずは撥を用意!手の大きさにあった撥のほうがよい。
(手が小さいのに長すぎる撥は手を痛める原因に。)
①右手を広げて手のひらを外側に向ける。(じゃんけんパーの形)
②親指と小指の間に撥をイン!=はさむの意
③親指を撥先の下にセット
・親指の下半分くらいは撥からはみ出すようにする。
・親指と撥の開き(長い辺)が直角になっているかチェック。
(=親指を撥と平行にする)
④人差し指・中指・薬指はやさしく撥を包み込むようにそっと持つ
やさしさに包まれたなら~~きっと~撥持てる~♬
やかましいわ!!
・小指に力を入れすぎない、撥尻を上の方に押し上げる力を入れない。
おつかれさまでした。
なんか全体的に滝沢カレン先生を意識したな?!
撥の長さはどれくらいがいいの?
撥の持ち方と手の大きさによって変わってくる。
手をがっつり広げて持つ人で手が大きい人は長めの撥でも大丈夫だが、手がそもそも小さい、あんまり関節が開かなくて小さめに手を開いて持っている人は短めの撥のほうが良い。
撥のお尻(端っこ)から小指までの長さが約1~2cm以内なら大丈夫。それ以上あまっている場合は撥が長すぎるかも。長すぎると胴の皮に当たり皮が傷ついたり、手首・腕を痛めやすくなる。
手をめいっぱい広げて持った方がいいのか?
これ正解が分からないので誰か教えて欲しいんですけれども(丸投げ)。
めいっぱい手を横に広げるイメージで持つと余計な力が入りすぎる気がするので、適度に広げた感じかな?あまり広げないと持ちやすいが、力強く叩くという点においてはマイナスになる気がする。
撥はてこの原理のように振り下ろす(手首をぶらんぶらんにさせて腕の力ではなく手首の反動で叩くイメージ)。
その場合、手を十分に開いた状態で撥を持った方が力を無駄にせず利用できるはず。
よって、ある程度は手を広げて持ったほうがいいのかと推察されるのだがいかかだろうか?
手が痛くなる(特に小指が)問題
本当に初めて撥を持った場合はどこかしら痛いのは普通なので諦めよう。あまり使ったことのない手の開き方と指の使い方なので痛くて当然と言えば当然。
しかし、だいぶ練習を重ねているのにまだどこかしら痛いというのは、間違った持ち方や叩き方である可能性のほうが高い。
普通に考えてずっと痛いような持ち方が正しい持ち方の楽器なんてありえないので(そんなドSな楽器いや)、楽に持てる、リラックスした状態で構えられるのが楽器の基本の構えのはず。
撥の持ち方も、慣れればどこも痛くなく、たとえ寝起きでも撥を与えられたら「すっ」と自然に持てるくらいになる。
寝起きで撥ってどういう状況だよ!?
今後も練習を重ねていて、どこかが痛いというのはあり得ない(何かが間違っている)と思っておいたほうがいい。
小指が後で重要になってくる
前撥・音締め(ねじめ)や音澄み(ねずみ)といった音を小さくする技でのちのち小指ちゃんが大活躍するので、正しい持ち方を身に着けておいたほうが良い。
が、個人的には撥の持ち方はある程度自由でいいと思うんですよ。野茂選手もあの「トルネード投法」では勝てないとかフォームを直さないとだめとか言われたけど、あの投法で結果だしてますし。
いや何の話?!
自分に合った持ち方でうまく弾けるならそれでいいはず。
ただし叩くだけでなく、後から習うであろう技に小指が重要な役割を果たすのでそこを視野にいれておくことは重要。
撥がすべって持ちにくい
こういう撥ゴムがあるのでつけてみてはいかがだろうか?
Amazonで688円ですし。安いよ~。(ただのゴムと考えれば高い?!)
つけない方がいいという意見もあるが、最初は痛いならつければいいと思うの。
小指の関節が当たるところがゴムで柔らかくなっていい感じ。すべらないから持ちやすくなるよ。
撥の振り方もなかなか自分のベストの型に出会えるまでには時間がかかるはずなので、とりあえずは楽しく続けられないとじゃないですか?
痛いと何もかもいやになっちゃうからね。ゴム付けたからどうだって話ですよ。
うまい人はみんなつけてないからね、最終的にはとったほうがかっこいいですよ。ゴムの見た目ダサいですし。でも最初はつけて楽ならそれでいいと思う!
撥の重さ
好みですかねぇ。個人差がありそうです。
重い撥だと重さを利用して強くスナップをきかせられるので力強く叩ける。でも重いから疲れる。
軽い撥は持つのが楽だし、早い動きや細かい動きもしやすい。が振り下ろす速さに重さが加わらないので叩く力が弱くなりがちであ~る。
あまりに重すぎる撥だと疲れると思うので適度な自分に合った重さがいいと思うが、だいたい撥の重さは140g~160gくらいが多い。アクリル撥だとすごく軽い(85gくらい)。
10gでも持ちなれたものから変更すると重さを感じるので人間の感覚もわりとあなどれない。
ちなみにばいろんの鼈甲撥は145gくらい。使った感じはまぁ良い感じ(これしか知らないだけ)。
なんだよそのどうでもいい情報!
まとめ
撥の持ち方から話が脱線してしまったが、撥の持ち方はYouTubeにも動画がたくさんあがっているので検索して動画でチェックだ!
じゃあ今までのはなんだったんだよ!!
ただYouTubeね、なんか持ち方に入るまでがちょいとうだうた長い動画が多いので2倍速で見るといいですよ。
生まれながらのせっかちなもんで(江戸っ子ゆえ)
津軽三味線を始めて3か月くらいは毎回、撥の持ち方これで合っているのか??と頭に「?」がついたまま過ごすけど、そのうちバシっと持てるようになるので心配はあまりいらない。
特に小指の形がなかなかしっくりこないのだけど、ある時ふっと楽に出来るようになるんだなこれが。
楽に持てるようになってからまた初心に戻って自分の持ち方をチェックするのも忘れないように。変な癖がついていないかたまには自分で振り返ってみよう。
じゃ、お母さんもう寝るからね~
明日の朝は寝起きに撥だな!
使っている鼈甲以外の撥はこれ↓
とりあえずすぐに必要ならこれは安くてよい↓
コメント
はじめして。いつも拝読させていただいています。
津軽三味線を始めて、まだまだ1ヶ月の超初心者です。
三味線も撥も先生からレンタルでやってます。
しかし(T . T) 撥が大きくて泣きそうです。小指が痛過ぎて赤く腫れてる状態。
手が小さい(大人で自分より小さい人と会ったことがない)上に小指が根本から測っても4センチしかなく。
こちらを読んで、ゴムカバーを購入しようかなって思ってます。ありがとうございます。
これから暑くなりますが身体に気をつけてください。
コメントありがとうございます♪
1ヶ月ならいろんなところが痛いですよね、私も痛いところだらけでしたがだんだんまったく痛くなく出来るようになります。ので無理せず楽しんでくださいね。
撥は大きすぎる場合は大変かも…安くて小さい撥を試しに買うか、撥だけは自分に合うサイズのを先に探すか…ゴムをつけると指に当たるところが柔らかくなるので最初はつけてて問題ないと私は思います。私は実際に一年以上付けてたと思います。
あまりに長く痛すぎる場合はどこか持ち方が間違えている可能性もあるので色々試してみてください。人によって可動域など違うので一概にコレが正しいって言えないんじゃないかなぁと最近は感じてます。とりあえず先生に聞くのが1番です!今後ともよろしくお願いします。