【オーダーメイド撥】自分だけのオリジナル撥を作製してもらったぞ！の巻【津軽三味線】

おはこんばんちは。マルエフビールにハマっているばいろんです。

先日、頼んでいたオリジナル撥が届いたのでどんな感じで頼んだのか？を記事にしてみます。急にオリジナル撥が欲しくなった経緯はこちらから。

オリジナル撥とは？（オーダーメイド）

津軽三味線の撥は通常はもう出来ているものを好みのサイズや重さから選ぶというのが一般的ですが、自分の欲しい重さや長さで1から作製してくれるところもあるのです。

そんな自分のオリジナルな撥をばいろんも作ってみました。

どこで頼んだの？

オリジナル撥を頼んだお店は海宝堂さん。

他にも撥をオーダーメイドで作製してくれるところはあるのかな？検索しても見つからず。

どうやって頼むの？

どんな感じで頼んだのかを実録お届け。

店舗に出向いてどんな撥がいいか相談しながら決めた

メールでも頼めるようだが、具体的に自分で寸法をすべて決めるのは難しいので店舗で相談しながら決めることに。

まずはいきなり店舗に行く前にメールで日程を調整(大会前などで試せる撥が少なかったりなどあるらしいので聞いてから伺った方が安心)。

ちなみに試し弾きのために自分の三味線を持って行ってもいいけど、ばいろんは遠くて面倒だったので三味線もお借りしました。

どんな撥がいいか?をイメージしてから行ったほうが良い

色々試せる撥はあるので実際に弾き試しできるが、実際に色々触るとよく分からなくなる！のでなんとなくでもいいから大まかなイメージは持ってから行ったほうが良い。

ちなみにばいろんは持ち手は木、長さは16から17センチくらい、重さはよく売っている重さより軽め。市販ではあまり売ってないようなスペックにする！というイメージを持って挑んだ。

実際に試しながら決めていく

店主の方が(お名前失念！すいません)、バチの持ち方とか振り方をみてどんなものが良いかアドバイスもしてくれるので、試し弾きしてみてしっくりくるやつに似せていく感じで長さ、重さ、しなり具合、重りの位置などを決めていく。

持ち手の木も何種類かあるので色や特徴を教えてもらいながら決める。

まぁでもとにかく持ちやすくて使っているうちになんやかんやテカッてきたりして長く使えるって言ってました。

重りの位置を決める

撥の長さ、重さ、持ち手の素材と共に大事になってくる重りを入れる場所のバランスを決める。

売っている撥はだいたい後ろ重心が多いとかおっしゃってたっけな？ごめん記憶曖昧で。

前の方を重くするのは技術的に難しいと聞いた気がする。だからそういう撥はほぼ売ってないとか。

鼈甲の色などはお値段次第

薄い色希望の場合は高くなるのだ。しかし鼈甲の色としなりは関係ないとのこと。

鼈甲の色はだいたいこんなのって伝えて、完成するまではどんな物になるかは不明だった。その場に鼈甲がなかったのでコレって決めたりはできず。

ついに届いたオリジナル撥

郵送で送ってくれるので届いた撥とご対面。わぉ〜美しい。

数日使ってみたけど手が疲れる！どこを変えたら持ちやすくなるのか？今持っている撥と比較して検討。

人差し指で持つ部分の幅が広すぎて親指との距離を感じで持ちにくいことが判明したので、電話してその部分の幅を狭めてもらうことにする。

その部分の幅を決めていなかったので、よくある通常の幅になっていたのかも？女性だとやはり通常のサイズでは大きすぎることが多い。

ばいろんオリジナル撥のスペックは？

どんな撥が良いのかは本当に個人の好みによると思うのだが、一応どんな撥にしたのかスペックを発表。

• 長さ　16.5cm
• 開き　9.2cm
• 重さ　122g
• しなり具合は普通
• 撥尻　2.5✖️2.0cm
• 重心　前より
• 鼈甲と持ち手の境目の部分の幅　3.4cm

まとめ

自分の手にフィットする撥が欲しいと誰しもが思うとは思うが、実際に作るとなるとキチンと自分の好みがわかっていないと良いものは作れないかも。

ある程度色々な撥を試してみないと自分の好みは分からないかもしれない。またオーダーメイドするならば、撥の持ち方や弾き方がある程度安定してからのほうが良いと思う。

重い、軽い、中くらいの撥を試してどれが良いか？という比較なら自分の好みが見つけやすいのでなんとなくのイメージがあれば、店舗で撥を試させてもらって具体的に決めていくことは可能。

撥をたくさん持っているほうが比較検討がしやすいので良いかもなとは思う。