おはこんばんちは。
ソースはウスター派のばいろんです。
ウスターソースってほぼ醤油じゃんwww
とバカにしてくるけど食卓にはちゃんとウスターも出してくれる出来る夫(とんかつソース派)。
謎のノロケは誰も求めていないということで、「さわり」についての疑問、解消していってくれぃ!
さわりって何なの?
さわりとは楽器の音色のことで、弦の振動と共に発生するノイズ(雑音)のこと。
三味線でいうと「ビィーン」という振動音のことで、他にも琵琶やインドのシタールという楽器にもある。アフリカの打楽器や木琴類にもみられる。
なんとなくわかる?あの独特のビリビリくる感じの音。
その音が出ることを「さわりがつく」というよ。
雑音のくせにかっこいいんだなこれが!
くせにって!言葉使い!気を付けなはれや!
三味線のさわりは独特
- 琵琶やシタールはすべての音にさわりがつく。
- 三味線のさわりは一の糸の開放弦にだけつく。
- しかし、一の糸の開放弦でだけさわりが鳴るのかというとそうでもない。共鳴して二の糸、三の糸でもさわりがつく場合もある。
要するに三味線は一部の音にさわりがつく楽器と言えるわけだ。
さわりがついたりつかなかったりで独特の音楽が形成されるのであ~る。
さわりの仕組み
一の糸が棹に触れている状態にすることでノイズを発生させている。
押しさわりと東さわりがある。
押さわり(山さわり)の仕組み
棹の最上部の一の糸が通る部分に浅い切り込みがついており、さらに幅1cm程度の浅い溝(さわり溝)ある。二の糸と三の糸が通る部分には上駒(金属製の部分)がある。
一の糸は切り込みで棹に触れて、さわり溝で棹から浮いた状態になり、さわり山(溝の終わり)で再び棹に接触することになる。
この構造によって一の糸だけが棹に触れた状態になりさわりを生み出す。
一の糸だけ特別~
東さわり(吾妻さわり)の仕組み
微妙なさわりの付き具合の調節を簡単にするために編み出された便利な装置。
棹の裏側にあるねじを回すとさわりの山が上下する。さわりのほうから糸に接触しにきてくれるのだ。簡単にちょうどいいあんばいにさわりをつけることが可能。
さわりは糸が棹にくっつきすぎても音が長く続かず、離れすぎてもさわりがつかないので、微妙な調節が難しい。
それを簡単に調節できるようにしたのが東さわりだ!便利すぎるぜぇ。
押さわりはセロハンテープを貼ったりして微調節しないといけないのであ~る。
これから津軽三味線を買うなら迷わず東さわり付きのにしよう。
さわり山の方から糸に接触しに来てくれるから調節が簡単にできるにゃり。
さわりのつけかた
調弦(チューニング)が終わったら、忘れずにさわりをつけよう。
押しさわり(山さわり)のつけかた
一の糸の糸巻き部分を親指でぐっと押さえる。押さえることで溝に糸が食い込みさわりがつく。
さわりがつきすぎると長く響かないので、その場合は一度糸を溝から浮かして再びさわりをつけなおす。
ひぇ~難しそう。文章だけで挫折した。
東さわり開発した人に感謝~(ラップ調で)
東さわりのつけかた
- さわりの山を引っ込める(糸に触れないところまで)
- 一の糸の開放を鳴らす
- 音が聞こえなくなってすぐにさわりのネジを回して山を出していく(ゆっくりね)
- かすかにビィーンと聞こえるところまで山を出したら終了
さわり山を出していくと消えた音が小さいけど復活する感じになるぞ。ふっしぎ。
これなら初心者にもできそう!ね。
ほんとナンシーって誰なん?!
よいさわりの状態とは
糸にさわり山がギリギリ触れるか触れないかのところがベスト。
ギリギリガールズだよ。
一の糸の開放弦を弾いたときに、いつまでも「ビィーーーーーーーーーーーーーーン」ときれいな響きがつくようにしよう。
途中で音が切れたり、短いのはだめにゃり。
まとめ
津軽三味線において「さわり」はとっても重要な役割を果たすノイズである。「ビィーーーーン」とかっこよく響かせよう。
津軽三味線のかっこよさの半分はさわりの音から出来ているんじゃないかな?
いや、そんなに半分も?!バファリンのやさしさ部分かよ。
さわりについて分かったことだし、お母さんもう寝るからね。
このくだり毎回いる?!
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