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【津軽三味線】弘前大会に出た感想【個人】

わし 津軽三味線の巻

おはこんばんちは。最近イラついてたけど、やっとさっぱりしたばいろんです。

さて、津軽三味線世界大会、通称弘前大会の団体戦に出場したんですが、せっかく弘前まで行くので個人戦も出てみるか?ってことで出場した思い出を語る。

弘前大会の個人戦とは?

弘前大会は通称でして、本当は津軽三味線世界大会。5月のゴールデンウィーク中に2日間にわたって行われる津軽三味線の大会です。

個人戦とは1人で曲弾きを演奏して技術などを競うわけですが、弘前大会は浅草大会とは違って部門が細かく分かれております。

1日目 (5月3日) ジュニアC級・シニアC級・団体戦・ミドルC級・唄付け伴奏B級

2日目 (5月4日) ユースC級・個人B級・唄付け伴奏A級・個人A級

ばいろん
ばいろん

ミドルC級にでたよ。ミドルってなんか呼び方嫌だけど。まぁ良いか。

C級は初心者またはそれに準ずる者といった感じみたいですが、どの大会でも入賞とかしていなければ歴が何年だろうともC級に出て良いみたい。

というか、自分の実力に合った部門に出るのが最適だと思うので歴が何年かはあまり気にしなくてもいいのかなと思う。

ばいろん
ばいろん

この↓初心者時代の疑問が多少は解消されたよね。

弘前大会の特徴

まず舞台が暗めでとても集中しやすい。舞台が明るすぎると緊張も増す気がする。

暗めの照明でスポットライト当たってる感じなのでばいろんは好みだった。

計測がかなりシビア

大会では制限時間が決まってまして、だいたい1人2分半が主流。オーバーすると減点となると思うので気をつけないといけない。

上手い人は毎回同じタイム感で弾けるのでさほど問題ないが、初心者は本番は早くなりすぎたり、構えに時間取られすぎてオーバーしてしまったり、そもそもタイム感が安定しなくて毎回違うみたいなことも起こりやすく…

師匠
師匠

大会によって計測の始まりが違う。音を出したところから〜とか司会者の合図から〜などルールがあるのであ~る。

弘前大会では司会者の「それではどうぞ!」の合図から計測開始です!と、事前の説明にも舞台の裏で出番を待つ時にも(!)書いてあり、本当に「それではどうぞ」からきっちり2分半で太鼓鳴らされてる人いました!

座ってから構えるまで、そして最初の音を出すまでに時間をかけたいのがこちら側の願いなんですが、ミドルとシニアでは結構容赦なく急ぎ気味でそれではどうぞが来ていた。

構えに15秒以上かけるシニアの方とかもいまして、時間オーバーしている人もチラホラ。最後のかましに入っていたら多少オーバーしていても太鼓を鳴らさない配慮があったっぽいですが、本当に容赦なくそれではどうぞから計測されていた。

ばいろん
ばいろん

実際に現地で何人もタイム測ったから。

ヤギ助
ヤギ助

何やってんだよ!

ばいろん
ばいろん

いや、だって気になったんよ本当なのかなぁって。

ついに始まるミドルC級

こりゃちょっと厳しいと。座ってまだ準備前に「それではどうぞ!」を言われちゃったら焦って始めることになってしまうと。結構ギリギリだったんでね自分の曲弾きのタイム感が…

ばいろん
ばいろん

なので、頑張れー!の声援でちと時間を稼ぐみたいな姑息な作戦をとったりした。

ヤギ助
ヤギ助

姑息やなぁ!

ばいろん
ばいろん

まぁタイム関係なく声援は超嬉しいタイプだから!

※ちなみにですが、声援欲しくない、辞めて欲しいという方もいるので、みんな声援するときは気をつけよう。(集中できないとかそういう人もいる)

2日目はちょっと違った

2日目も見学したんですが、一般B級では少しマイルドに、さらにA級のときは司会の方に奏者が合図してから「それではどうぞ」が炸裂するという感じで、それではどうぞ」までに確実に余裕がありました。

ばいろん
ばいろん

違いを感じざるを得なかったぜ。

まぁでもね、これは文句ではない。これは仕方ないと思っている。やはり審査員の方もかなーりお疲れのご様子でしたし…

何十人も一気に審査とか無理というか疲れるの当たり前で…

同じ審査員で丸2日間行くのは無理があるんじゃないか?と思った…休憩もほんの少しの時間しかなく…

そうなってくると、少し言葉悪いですけど、できればA級以外はなるべくさっと終わらせたいと。お辞儀もいらない、ドンドンさっさと次々やってくれぇーーーという主催側の心理も分かる。

ばいろん
ばいろん

実際は出場している側としてはあせるので、曲弾きをそもそも短めにしておく方がいいなと思った!

部門によって審査員を変更するのはありなのではないかなと思います。審査員の方々の疲れが半端ないと思われるので…

個人的な感想

大会で演奏するのは3回目だったんですが、今回は、はじめて記憶があった!

裏で待っている時は緊張MAX、なんなら帰りたい。「なんで個人戦申し込んだんだよ!自分バカ」の気持ちだったんですが。

裏にイケメンの優しい人いてめちゃくちゃ団体の時から話しかけてたんですが、個人の時も

ばいろん
ばいろん

「吐きそうです」

と言っていたら、

そうですよね。リハーサルと思ってやると良いですよ!

と優しく言ってくださって、なんかすごいパァーッと緊張が減った。

ばいろん
ばいろん

神じゃん!緊張を緩和する神!ありがてぇ!

と思っていたらメンバーに

うさまる
うさまる

「えっ…あの人〇〇さんだよ!知らずにあんなに話しかけてたの?!(こいつ…マジか…アホなんかな…)」

誰しもご存じ有名な方だった。すんまそん…めちゃくちゃフランクに話しかけていた…

ばいろん
ばいろん

でもやっぱりさすがプロ!こんなおばさんにも超絶優しくて緊張も緩和してくれるとか神!

ぺんぺん
ぺんぺん

良かったねぇ。

で、ですね、本番は衣装のチョイスミスでめちゃくちゃ三味線が滑って構えが決まらないまま容赦ない「それではどうぞ!」が来まして。

始まっちゃってから三味線持ち直すみたいな、すごく弾きづらいところから入った。

ばいろん
ばいろん

最初が肝心!って先生からもすごい言われてたのに!自分のアホ!

にゃんこ先生
にゃんこ先生

でもまぁだいたい大会初心者は最初の音は、はずしがちにゃり。

後半は乗ってきたので、なんかスポットライトとマイクの音を通して聞こえる自分の音が良すぎて、すっごい気持ちよく弾けた。

ばいろん
ばいろん

こんな下手くそな自分の16のチリチリをみんな聞いてくれてるんだ。「感謝」という気持ちになった。

ヤギ助
ヤギ助

成長してるやん。

だいたい本番中の記憶はないのがデフォルトなんですが、今回はスポットライトと舞台って気持ちいい〜という感想となりました。

結果は?

結果はまぁね…こんなもんかという…基本的に下の方は点数の差がほぼないというか、誤差みたいなところがあるんであまり順位にはこだわらなくても良いような。

ばいろん
ばいろん

ぶっちぎりで上手いなこの人は…のレベルまで行きたいですよね。

それ以外は時の運みたいなところもあるなと。人間が審査してるので色々あるでしょうし。

個人的には昨年よりは良くなっているのでチャレンジして良かったなと。楽しかったです。

この本番というのは経験値的にはとても大きいと毎回思う。回数を重ねるほどやはり緊張は減る、確実に。

ばいろん
ばいろん

緊張はするけど、身体がコントロールできる率が回数を重ねるごとに増えると感じる。

なので大会出場を迷っている方は、自分の実力に合った部門があるならば出場してみると楽しめるのではないかなと思います。

初めてより2回目、3回目と演奏の質は上がっていくのかなと。

曲弾きの流行り廃りがある?

昨年まではガチャガチャした音数の多い始まり方の曲弾きばかり聞いた気がするのに、今年はドンドンから始まるシンプルスタートの曲弾きが8割超えくらいの体感でした。

終わりの方のトレモロ(撥先でチロチロやるやつ)もどうした?ってくらい廃れたの?昔はみんなやっていたのに、今年はなんか少数派になっていた。昔はよくトレモロだけ異常に上手い人とかいたのに、そもそも曲にトレモロ入れてない人が多くなった。

ばいろん
ばいろん

曲弾きにも流行り廃りがあるんだろうか?それとも星の影響?辰年の影響?

ヤギ助
ヤギ助

占い好きかよ!

ばいろん
ばいろん

占いとか割と好きなんよ。

ばいろん
ばいろん

ちなみにトレモロが出来ないのとシンプル始まりの曲弾きを昔からやっているので、ばいろんに時代が追いついてきたなと思った。

ヤギ助
ヤギ助

うるせ〜!先生が作った曲を何年もやってるだけじゃねーか!

講評で

大会最後の講評を楽しみにしているファンも多い?みたいですが、「津軽三味線の音は料理で言ったら味。もう少し音にこだわって欲しい」と。

ま、まぁそれはそうですよね!とは思いますが、そうなってくると楽器にお金かけてねってことになりかねないというか…

にもちゃん
にもちゃん

シニアで驚くほど良い音させてる楽器の人たまにおる。

ユースはめちゃくちゃ上手いのにポコポコぽんぽこ楽器の子がよくいて可哀想ではあるんだよなと…おばちゃんの楽器貸してあげよか?レベルの人も居なくもない…

ぺんぺん
ぺんぺん

先生になんとか楽器借りられなかったの?となる。

耳が痛かったともおっしゃってまして…皮がね…人工皮が流行っていて高い音は確かにあのマイクでキンキンしていたかも…?それともツボの話かもしれないが!?

犬皮だからいい音というわけでもないと思うのでね。まぁ人それぞれ色々試行錯誤して良い音を探っていくしかないですかね。

ばいろん
ばいろん

自分は破れかけのガル皮(カンガルー皮)で破けるまで突き進む…資金難なんで!

楽器の質もある程度は重要だけど、こちらはその前に演奏技術がへっぽこすぎるからね!

にゃんこ先生
にゃんこ先生

そもそも先生が弾いたら人工皮でもめちゃくちゃいい音だから…楽器の質だけではない問題にゃりね。

上位の方はね、そりゃ音にもちゃんとこだわらないとですよね。技術も音も大事と。

ばいろんは楽器は出来るだけ良いものを使った方がいいとは思う派です。安い楽器はやはり扱いにくかったり音が悪かったりある。初めからいい楽器を持つほうが良いに決まっている。ただまぁ高いんでね、楽器って。高ければいいってものでもないし。

ばいろん
ばいろん

できればそりゃいい楽器欲しいぜ~。でも今の津軽三味線も気に入っているから。大事にします!

まとめ

津軽三味線世界大会に出てみて、とても楽しかったです。

ヤギ助
ヤギ助

小学生の日記かよ!!

ばいろん
ばいろん

ごめんなんか、急に馬鹿になって。

楽屋も広いし、受付の方とか舞台袖や裏方のみなさんがみんな親切でなんか終始ほっこりできる大会でした。桜まつりの屋台も出てるし、会場から近いので散策できますし。

ばいろん
ばいろん

いろいろ美味しかったなぁ。

ぺんぺん
ぺんぺん

終わった後はすぐにビールで乾杯できるしね。

参加賞?のボールペンも何やらたくさんくれた。昨年のも余ってるからとくれた(笑)

青森遠いですけどね。ゴールデンウィークで宿も高いし、新幹線も飛行機も取りにくいし。でも!行ってよかったです。

ばいろん
ばいろん

とにかく楽しかった!!最高かよ!

にもちゃん
にもちゃん

子ども置いて出かけられるだけで最高だもんね!

ばいろん
ばいろん

そうそう、ほんとそれね。毎年恒例の行事にしたいわ!じゃあ、お母さんもう寝るからね。

ヤギ助
ヤギ助

まとめと言えるのかこれは?!

コメント

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