おはこんばんちは。
最近、別の趣味を始めたばいろんです。運動もいいね。
さて自分にフィットする撥を探し求めている人も多いのではないでしょうか?
津軽三味線にはどんな撥があるのか?どんな違いがあるのか?まずは違いを知りましょう。
津軽三味線の撥とは?
お好み焼きをひっくり返すヘラのような形をした弦を弾くための道具。扇のような台形部分に手で持つところがついているもの。素材はさまざまある。
台形部分の素材は?
台形部分は主に鼈甲(べっこう)が使われている。ちなみに鼈甲は熱帯に住むウミガメの一種タイマイの甲羅の加工品。日本では黄色い部分ほど価値が高いが、西洋では褐色が多いほど価値が高いらしい。ワシントン条約によってタイマイの商業取引は禁止されている。
取引禁止なのでいずれ鼈甲製品は枯渇すると言われているけど、なんかまだまだあるっちゃある。
タイマイっていう亀の甲羅だけが鼈甲なわけで、他の亀の甲羅は全然別物なんだね。
密輸がはびこっているらしいよ。
鼈甲が取引禁止で減っていくということで、現在はさまざまな新しい素材の撥が登場している。プラスチック、アクリルなどが主流。
持ち手部分の素材は?
持ち手部分の素材はさまざまでプラスチック、アクリル、象牙、水牛、花梨、紅木などなど。
持つところの素材も持ちやすさとか重さに影響を及ぼすよ。
撥の違いあれこれ
まずそれぞれの撥の違いや特徴はなんなのか?どんなところが音や弾きやすさに影響を及ぼすのかを考えてみよう。
素材の違い(柔らかさ、しなり具合)
一番大きな影響を与えていそうなのが台形部分の素材の違いではないだろうか?
やはり鼈甲が一番音がいいと根強く言われており、新しい素材も鼈甲の音を目指して作られている。
どうして自然のものって素晴らしいのかね?人工物では生み出せない何かがあるのかねぇ?
最近では鼈甲にかなり近いしなりや柔らかさなどを実現した新素材もどんどん出てきているにゃり。
その素材の硬さやしなり具合などで音色や弾き心地が変わってくる。また鼈甲の場合は自然のものなので一つとして同じものはなく、しなり具合柔らかさなどはその撥特有のものと言える。
重さの違い
撥によって重さが違う。持ち手の素材や入っている鉛の重さなどによってもさまざまな重さの撥が存在する。アクリルやプラスチック撥はとっても軽い。
鼈甲撥は前述したように全く同じ重さ大きさの撥はほぼ存在しないのでは?逆にアクリルやプラスチック撥は同一製品が存在するので弾きやすさや音の違いを比較しやすいかもしれない。
どんな重さの撥があるの?
良く売られている鼈甲撥の重さは140g~170gくらい。もっと重い撥もあれば100gくらいのものもある。
プラスチックやアクリル撥は大変軽く、90g~60gくらいしかないものも。
重いと手が疲れるけど重さを利用して大きい音が出しやすいと言われており、軽いと早く動かしやすいし疲れにくいと言われているよ。
大きさの違い
撥には主に3つの部分で大きさに違いがある。
開きの違い
撥のなんというか開いてる辺の長さ?のことを開きと呼んでいる様子。そこが長いと大きい撥、小さいと子供用の撥といった感じ。だいたいの長さは7.5cmくらいから10cmいかないくらい。
撥をこう縦に置いてパンツみたいにしたときに、お腹周りのゴム入れる部分の長さのことね。開きって。
なんでパンツに例えようと思った?!
手が小さい人は開きが大きすぎると弾きづらいと思われるが好みもある。だいたい9cm台のものが多い。長いほど扱うのが難しい印象がある。
ただ開きとともにパンツで例えると食い込み具合にも結構差があるんだよね撥って。ハイレグ具合とでもいうのか?あの辺りはどう表現したらいいの?
なるほどわかりやすいね、食い込み具合!
何言ってんだ!!
こう急にシュッとなっているやつと、緩やかなタイプとある気がする。そしてそれも弾きやすさなどに影響を及ぼしそうな気がするがあまり言及されていなくて、よくわからない。
長さの違い
撥の全長にも違いがあり、手の大きさによって長すぎたり短すぎたりすると弾きにくい。
17~18cm台のものが一般的だが女性やお子さんには長すぎる場合が多い。鼈甲撥は持ち手の部分に鉛の重りが入っているものもあり、短く加工すると重さのバランスが悪くなったりする場合もある。
撥尻(持つところ)の大きさの違い
撥を持ち手真下から見たときの長方形部分の大きさが撥によって異なる。正方形の場合もある。
2.4cm×2.4cmとか、2.6cm×2.8cmなど微妙な違いでも持ち方に影響を及ぼす。また素材によっても滑って持ちにくい場合や、手になじみやすい、汗を吸収してくれるなどそれぞれメリットデメリットがある。
その他の違い
お値段が違う
楽器の値段と同じで鼈甲撥はピンからキリまでどこまでもある。鼈甲の色がきれいな黄色のものはお高い。中古鼈甲撥なら3万円代からある。新品ならだいたい5万~9万円くらい?高いものは40万円とか?!
プラスチック撥が一番安く2000円代からある。アクリルや新素材では2~3万円代が主流。
見た目が違う
鼈甲撥なら鼈甲の色や模様は一つとして同じものはない。
新素材ではカラフルな色のものや、透明なものなどある。なぜか鼈甲に似せたものが多い。
別に鼈甲に似せなくてもよくない?と思うけど似せてくるやつが多い。
鼈甲調と書かれているよ。間違えて鼈甲と思って買わないようにね。
こんなカラフルな撥や光る撥なんかもあるよ。
耐久性が違う
鼈甲は長持ちするが自然のものなので長く使うと削れてきたりするし、落とすとかけてしまうこともある。
プラスチック撥は安いけどかなり弱い。落としたりするとすぐかけるし強く叩きすぎても割れたりする。アクリルは丈夫だけどしなりがあまりないのがネック。新素材はさまざまな特徴がある。
まとめ
- 津軽三味線の撥は鼈甲で出来ており、持ち手の素材はさまざまである。
- 鼈甲に代わる新素材の撥がたくさん出来てきている。
- 撥には素材の違い以外にも重さ、開き、長さ、持ち手の大きさに違いがある。
- しなり具合、柔らかさが重要な要素である。
じゃあ、どんな撥を選んだらいいのか?は長くなったから次回にするぜ。
新しい撥も買ったんだよね?
やっと買ったよね、ここ5か月くらいアクリル撥で過ごしてたけどまぁ重さ的には全然悪くはなかった。けど長すぎて使いにくくはあった。あと硬い。
というわけで、次回は買った撥を語りつくすぜ。
もったいぶらずに早く教えろよ~。
おやすみ~
もう寝るのか…
ちなみに買った撥はこれ↓だよ★
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