おはこんばんちは。
ドラえもんの映画は「パラレル西遊記」が好きなばいろんです。1988年だからドンピシャで小学生。映画の冒頭からのドキドキ・わくわく感と歌が最高です。
さて、津軽三味線をはじめたばかりの頃の疑問、「狙った弦だけを上手に叩く方法」と「三弦を同時に叩くあれどうやるの?」というある程度弾ける人にとってはやりかたもコツもないだろう!?という問題について語ってみます。
超初心者時代の悩み
あの細い3弦の間を、あの変な形の撥でうまく叩きわけ出来るわけない!しかも手首をやっちゃいそうな撥の持ちかたで!
無理無理無理無理むりぃーーーーーー!
いやジョジョの無駄無駄無駄無駄!みたいに言うな!
3弦の叩きわけ方法
結論から言うと、時間が解決しなくもない。要するに慣れの問題もあるのだ。
それでも、やっぱり早く出来るようになりたい!というあなたへ。
まず三の糸から攻略する
一の糸のほうが叩き間違いはなさそうに感じるが、弦が太くて叩きにくいので三の糸から攻略する(一番下の細い糸が三の糸)。
まず三味線の構え方が大事。
姿勢は大切だが、初めから弦を見ずにうまく叩くことは不可能に近い。まずは多少姿勢が悪くなろうとも叩くところの弦をよく見て、位置を確かめて撥を振り下ろす。
身体が三の糸はこの位置だなぁと覚えてくれるまで繰りかえし叩いてみる。場所を覚えてきたら視線は前に戻す。
身体が夏になる!カゲキで最高!
T.M.Revolutionになるな!
だんだんと叩く位置を見ずに、三の糸だけを叩けるようになる。
二の糸は真ん中なので難しい
問題は二の糸ちゃん。あの狭い空間に三本も弦があるのでどうしたって他の弦に撥が当たってしまう確率が高くなる。
これもよく見て叩きながら反復練習し、身体に覚えさせるしかない。
すぐに叩きわけ出来る人など皆無なのだ。構え・撥の持ち方・右手の振り方が安定しない初心者時代には叩きわけすらもとても難しい。
すぐに出来るようになるスペシャルな方法はないのであ~る。
一の糸がわりとやっかい
一の糸は一番上にあるので、他の弦を間違えて叩く可能性は一番低い。だが三の糸を叩きやすい位置に腕を構えると(胴かけに乗せる腕の位置のこと)、一の糸は上のほうにあるので少し手首が窮屈になる。手首の角度を付けたまま力強く叩くのは最初はかなり難しい。
一の糸は太くて叩くと反発力がすごい。最初は本当にいい音で鳴らすの無理。
一の糸を叩いたつもりが、二の糸の変なところに撥が触れてしまったりして雑音が入ることもよくある。
三弦を順番に叩く練習
一の糸・二の糸・三の糸を別々にある程度叩けるようになったら、次に三弦を順番に叩く練習をする。
下から三の糸・二の糸・一の糸の順で叩いて、また上から下に戻るといった具合に。
この練習に向いているなぁと思う曲が黒石よされ節である。
最初の部分が三弦を行ったり来たりするので叩きわけ練習になるよ。早い曲だけど初めはものすごいスローテンポで練習しよう。
スカ撥をしてしまう
スカ撥とは空振りのこと。最初はみんなするので気にしない!
弦をあまり力強く叩こうと意識しないほうが良い。力を入れるといいことがない。力むとどこかを痛める。本来、楽器というものはすべてリラックスした状態で構えるものなのだ。
一番の自然体から、撥を振り下ろすスピード感でビシッと津軽三味線らしい音が出せる。力任せに叩いているとどこかに痛みがでる。
初心者時代はスカ撥も多いが、いずれ減ってきて最終的はなくなるのだ!(希望)
どこ行った~?スカ撥ちゃん。でもド緊張するとどこからともなく現れるんだよ、奴は。怖い~。
緊張すると身体に無駄な力が入って、スカ撥するんじゃないかな?
ただスカ撥したくないからと言って、撥をあまり振らずに弦をなでるように弾いていたのでは練習の意味がないので、右手の動きは小さくし過ぎないこと。
撥の振り上げから振り下ろすまでは脱力、皮に撥が当たった刹那のタイミングにだけ力をグッと入れるのがポイント。
三つの弦を一緒に叩けそうもない(くじけそう)な夜
これ、もう津軽三味線をある程度弾ける人は「何言ってるの??」とお思いでしょうが、初心者にとっては難しい問題なのだ(たぶん)。
ジャーン、ジャーンと3つの弦を同時に弾くだけなのに、出来ないだと?!
いまならどうして出来なかったのか?不思議なのだが、超初心者時代はどうしてみんな出来るのか?が不思議であった。
ややこしいな!
これが出来ない原因はおそらく、撥の振り下ろしスピードが遅いのと、構え方・撥の持ち方・右手の振り方のいつもの三点セットがうまくかみ合ってないからだと思われる。
超初心者時代は一の糸の強さに撥の振りが負けているので、一の糸に撥が阻まれてそのまま二の糸・三の糸まで撥を振り下ろすことが出来ない(もしくはものすごくスピードが遅くなる)ので上手に3弦とも鳴らすことが出来ない。
ウクレレも最初は上手にジャカジャカやるの難しいんだよね、弦が爪に引っかかったりして。うまく脱力出来てないのが原因。変な力が動きを邪魔しているんだと思う。
この問題も時間が解決すると言えよう。脱力がキーワードと言える。
撥は下に流さずにまっすぐという意味
良くギターから津軽三味線に来た人は撥を右下の方へ流してしまいがちと言われるが、撥をまっすぐにというのを胴の面と撥を水平に合わすということだと勘違いしていると手首を痛める。
そんな人いるの?!
最初は叩くときに撥に角度つけちゃだめなのかと思っていたばいろんが通りますよっと。
撥の角で弾くわけでもないが、撥を平らに弦にぶつけているわけでもない(面で弾いているわけではない)。
微妙な角度をつけているが、つけすぎてもだめ、なさすぎても弾きにくい。
文章では表しようがないけど、撥を振り下ろしたときに撥と胴の間の空間の角度が20度~40度くらい?(感覚的に)
その角度を限りなく0に近づけようとしなくていいにゃり。
まとめ
津軽三味線をはじめたばかりの頃は出来ないことだらけ。悩みが尽きないものだが、毎日少しづつ練習していればいつの間にか出来るようになっていることも多い。
三味線の構え方・撥の持ち方・右手の振り方がしっくりくると叩きわけも簡単に出来るようになってくるのでコツコツ練習あるのみ。
撥付けを制するものだけが津軽三味線を制する。もう覚悟を決めちゃって~♬
T.M.Revolution感が抜け切れてない!
じゃ、お母さんもう寝るからね。そんなんどうだっていいから、初心者時代のせいにして、早めに寝よう~♬
だいぶT.M.Revolutionのファンだな。
コメント