おはこんばんちは。
やさしい声より芋が好きなばいろんです。懐かしいなぁオヨネコぶーにゃん。
ぶーにゃんとは何の関係もない津軽三味線のチューニング方法についてです。超初心者向けだぜ!チェケラ!
まず調弦(チューニング)とは
チューニングとは楽器を調律して音程を正しくすること。
日本語で言うと調律(ちょうりつ)。そして弦楽器の場合は特別に調弦(ちょうげん)という。
何か楽器をやったことのある人にとっては何も難しいことはないチューニングという話だが、楽器未経験の人はさて?チューニングってなによ?と混乱をきたすもの。
小学校で誰しもがやったことのあるピアニカやリコーダーなどはあまりチューニングしたりしないので知らない人がいても不思議ではないにゃり。
楽器というのはどんなものもチューニングがあっていないといい音楽を奏でることができない。音がくるっていると演奏がうまくても気持ち悪い音楽になるのだ!
ウクレレもバイオリンもフルートも演奏前にチューニングするのが基本である。
ピアノも調律していないとだんだん音がくるってくるよ。
合わせ方はさまざまだがチューナーという機械で合わせるのが一般的。
最近はアプリもある。
津軽三味線の調弦(チューニング)方法
津軽三味線のチューニング方法は開放の音(なにも押さえないで弦をはじいた音)を1の糸から順に3本とも合わせていく。
天神(楽器の上の方)にある糸巻きを回すことによって行う。締める(糸を巻き取る)と音が高くなり、緩めると音が低くなるよ。
初心者さんは楽器を構えながら糸巻きを回すのが難しいので、楽器を床に立てて持ち、楽器と向かい合った状態で糸巻きを穴側に押し込みながら回すとよい。(もちろん床に置いてチューニングしてもOK)
構えたまま調弦してるのがかっこいいのに!
超初心者は三味線を構えるのも一苦労だから調弦は先に済ませておいたほうが時間の無駄にならないのであーる。
どの音に合わせるの?
津軽三味線の調弦の基本は3つ(初心者がよく使うのはほぼ1つだけど)。演奏したい曲によってこの3種類の調弦を使い分ける。
本調子
一の糸を「ド(C)」、二の糸を「ファ(F)」、三の糸を「ド(C)」に合わせるのが本調子だ。
本ってついてるからなんか基本っぽい!のに津軽三味線では初心者はあんまり使わない!
三の糸は一の糸の1オクターブ上のドの音であ~る。
カラオケのキーチェンジと思えばわかりやすいかも。
ミスチルを原曲キーで歌うの無理だからキーを2つ下げるとかそういうやーつね。
ドファドで合わせると本調子だが、シミシで合わせても本調子なのにゃり。
一の糸と二の糸は完全4度、二の糸と三の糸は完全5度の関係。ここを説明すると長くなるからとりあえず一旦無視しよう。
無視って!
二上がり
本調子に対して二の糸が高いものを二上りという。
一の糸を「ド(C)」、二の糸を「ソ(G)」、三の糸を「ド(C)」に合わせるのが二上りだ。
初心者が最初のころに習うであろう民謡曲はほぼ二上りなので、もうこの調弦だけ覚えておけば特に問題ないのだ。
三下がり
本調子に対して三の糸が低いものを三下りという。
一の糸を「ド(C)」、二の糸を「ファ(F)」、三の糸を「ラ#(A#)」に合わせるのが三下がりだ。
急に#(シャープ)が出て来たけど心配しないで。三下がりも初心者はほとんど使わないからあるんだなぁくらいで大丈夫。
ド(C)から1音下げるとシじゃなくてラ#になるってだけ。
だから一の糸をシ(B)にしたらシ(B)ミ(E)ラ(A)も三下がりだよ。
ややこしや~ややこしや~
それなんだっけ?にほんごであそぼ?!
ピアノの鍵盤を思い浮かべればわかるが、一音下げるというのは隣の鍵盤に行くのを二回行うことになる(一回移動だと半音移動だから)。ドの音から一音下げると隣はシの鍵盤でもう一つ隣はシのフラット(黒鍵)なのでドCを一音下げるとシのフラットB♭(=ラのシャープA#)ということになる。
実際の調弦(チューニング)方法
チューナーの電源を入れたら一の糸の開放弦(ツボをどこも押さえない状態)をはじいて、チューナーがCでっせと言ってくれたらそれでOK(大抵ランプが緑色になってメーターの針が真ん中にくる)。
C#と出ていれば少し高いので糸を緩める。BとかAと出ていたら低いので糸を巻き取ると音が高くなるぞ。微調節してCに合わせよう。
ちなみにチューナーのヘルツ(Hz)は440ヘルツでいいよ。吹奏楽経験者は「え?442ヘルツじゃないの?」ってなると思うけど。
懐かしい442ヘルツ!
だいたい一の糸のドの音が合えば、そのあとは耳で合わせられる人もいると思う。チューナーに頼るなとかその辺の話はまた今度。
個人的には三の糸が高いのか低いのか耳では合わせにくい。なぜなのか??
一の糸を合わせたら、サワリをつけてから二の糸、三の糸の順番で同じようにチューナーを使って合わせてもよし。耳で合わせてもよし。
まとめ
色々あったけど、津軽三味線の調弦はほぼ二上りで決まり☆一の糸を「ド(C)」、二の糸を「ソ(G)」、三の糸を「ド(C)」に合わせる!ってことだけ分かればいいよ。
やっていくうちに調弦もわかるようになるから。最初は兎に角ドソドにしとけ!
そうなのか?!
あと一の糸の調弦が終わったら「さわり」もつけないといけないんだが、その話もまたの機会に。
なんか重要そうだけどそれ!いいんかい?!
いいのいいの、お母さんもう寝るから。
ええええええぇ
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